ハプニング

ただいま、充電中!(26)

投稿日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 日本に一時帰国していたみちょるびんです。

 日本からの長旅でくたくたになって、自宅に到着した時は23時半近く。
 外は雨である上、一帯は停電していました。
 アパートに入ろうにも、いつも使っている供用玄関の電気錠は機能せず、持っていた物理キーも鍵穴に合わず、大家さんにも電話が繋がらない・・・。
 しかも、その停電は夜中の2時まで続くと言う―――。(「ただいま、充電中!(25)」)

 翌朝は出勤する予定にしており、「1日1記事」投稿を目標としているブログの記事も未完成・・・。
 今夜はとにかく一刻も早くベッドに横になりたいというのに、何たること!

 幸い、近所の、まだ営業していたカフェの若い男の店員さんが親切で、困っているみちょるびんを助けてくれました。

~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆~・~☆

 カフェのお兄さんから、「アパートの他の住人にインターフォンで助けを求めたら?」という提案を受けましたが、「停電で機能していない」と答えたところ、お兄さんも納得。

 次に「大家さんには電話した?」と訊かれました。
 「停電が予定されていることは、事前に大家さんからみちょるびんに連絡があって然るべきだ」とお兄さんはみちょるびんに同情してくれましたが、「アパートには現地語で貼り紙が出ていた可能性はあるけど、3週間不在にしていたみちょるびんが見れていなかったんだと思う」と、返しました。

 お兄さんも「大家さんに電話してみる」と言ってくれたので、大家さんの電話番号を教えましたが、でも、やっぱりダメで・・・。

 「アパートは近くか?」と訊かれたので、「目と鼻の先だ」と答えたら、「とりあえず一緒に行ってみよう」と言ってくれ、荷物――スーツケース2つとボストンバッグ――をカフェの中に置かせてもらい、二人でアパートに向かいました。

 お兄さんに鍵の束を渡し、みちょるびんはお兄さんの手元をライトで照らしました。
 そうしたら、鍵の1本がスルッと鍵穴に入り、ドアが開いたんです!!!

 「鍵穴にすら入らなかったんだけど!?」とみちょるびんが驚くと、「きっとパニックだったからだよ」と慰められました。

 お兄さんから手渡された鍵を改めて鍵穴に入れようとしてみるが、やっぱり入らない。
 「もう少し上の方」とのアドバイスを受け、ようやく鍵穴にフィットすることができました。

 お兄さんごめん、そして、ありがとう!

 カフェに置かしてもらっていた荷物を取りに戻ろうと、一緒にカフェに行こうとしたところ「ここにいて! 自分が取ってくる」と、雨の中、駆け出したお兄さん。
 みちょるびんは、その言葉に甘え、ひさしの下でお兄さんを待ちました。

 お兄さんが運んで来てくれたスーツケースを受け取り、改めて供用玄関のドアを解錠、ようやくアパートに入ることができました。

 そしたらお兄さん、「エレベーターも動いてないでしょ? 部屋は何階? 一緒に運んであげるよ」と言ってくれました。
 「そこまではさすがに頼めない」と断りましたが、「いいから!」と言うので、またしてもお言葉に甘えました。
 みちょるびんの部屋は3階だから、せめてまだ、さほどの罪悪感にかられずに済む・・・。

 非常灯の点いた薄暗い中、お兄さんが重い20kgのスーツケースを、みちょるびんが軽い10kgのスーツケースを運びました。
 それでも、お兄さんに遅れまいと急いで階段を駆け上がると、息が弾みました。

 本当に、なんていい人なんだ!

 お兄さんがすぐさまカフェに戻ろうとするのを制止し、みちょるびんは、ボストンバッグに潜めていたお菓子を取り出して、お兄さんに渡しました。
 せめてものお礼。
 日本からの土産です!
 お兄さんは、喜んで受け取ってくれました。

 それは、みちょるびんが羽田空港でおにぎりを買おうとレジを待っている時に追加購入したもので、荷物の邪魔になるからなぁと購入を迷った「揚げ餅」でした☆
 こんな風に役に立つなんて!
 あの時に買っておいて本当に良かった!!

 それにしても、まさかねぇ、帰って来て早々、こんな目に遭うなんて思いもしなかった。
 でも、無事に家に入れて本当に良かった。

 お兄さん、本当にありがとうございました!!!!!

 家の中は当然真っ暗。
 玄関に常備していた懐中電灯を携帯して活動しました。
 歯磨きをしたり、顔を洗ったり・・・。

 この騒ぎで頭が冴えてしまい、いっそのこと、明朝の出勤前までに投稿を完了しなければならないブログを先に仕上げてから寝ようか・・・と思い、一旦、パソコンに向かいました。
 が、そうだ、停電のためwi-fiも繋がっていなかったんだ―――。

 もう、これは、寝るよりほかはない。
 素直にベッドに向かったのでした。

 翌日、大家さんからメールが来ました。
 何か、緊急だったか?って。

 大家さんは大家さんで、外国に向け、ロングフライト中だったらしい。
 だから、電話が繋がらなかったんだね!

 まぁ、今回はつながらなくて正解だった。

 とんだお騒がせでした☆

                             以上、みちょるびんでした!

-ハプニング
-, , , , , , ,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

関連記事

第一次仕事イヤイヤ期(その41:「経験値的鑑賞法3」編)

こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ)入社して最初の数年は、一つの夢も実現し、何の疑問もなく、仕事に励んでいたみちょるびん。そんなある日、占いで「将来、商売を始める」「自分を抑制してい …

落し物。(2)

 こんにちは、みちょるびんです。   先日、いつものように、お昼休みに帰宅すべく、小学校の脇の道を通りました。  すると、遠くの方の道端に、大きな物体が落ちているのが見えました。 あれは、どう考えても …

2度あることは、-3回目の難-

こんにちは、みちょるびんです。 【3回目の難(更に10日後の日記)】  午後の眠い会議を何とか終え、会議終了後、女子トイレに駆け込んだ。  次の行事であるレセプションまでに、2時間半の時間があったので …

もたついちゃってごめんね! 番外編⑤

 こんにちは、みちょるびんです。 8年前の日記:ローマ滞在最終日(前編)  帰国の日。  今朝は6時半頃に起床した。 できるだけ早くホテルをチェックアウトして、少しでも長くローマ観光できるようにという …

もたついちゃってごめんね! Part Ⅺ

 こんにちは、みちょるびんです。 (前回までのあらすじ) 珍しく、2泊3日で旅行してきたみちょるびん。 日本からやってきた義理の妹にジョインし、ローマに行ってまいりました♪ 「1日1記事」投稿を目標に …