こんにちは、みちょるびんです♪
日本に一時帰国していたみちょるびんです。
乗り継ぎ地から当地に向かう飛行機の出発が遅れ、自宅に到着した時は23時半近くになっていたと思います。
本邦発のロングフライトでは休まらなかったし(「ただいま、充電中!(24)」)、もうくたくたでした。
翌朝には出勤を控えていたし、一刻も早くベッドに入りたい。
そういう思いでした。
当地はあいにくの雨。
タクシーを降りた場所のすぐ近くにはカフェがあって、雨が降る中、数組の客がパラソルの下でおしゃべりを楽しんでいました。
みちょるびんはそれを尻目に、雨に濡れながら、一人で2つのスーツケースとボストンバッグをアパートの共用玄関まで運びました。
背中にはパソコンの入ったリュックがずしりと重い・・・。
アパートの共用玄関に着いて気づいたことは、辺りがやけに暗いということ。
向かいのアパートを見上げても、どの部屋からも明りが一切漏れていない。
確かにもうすぐ日付が変わろうとしている遅い時間ではあるが、全員が全員、就寝はしないだろう。
と、いうことは、停電・・・!?
ガラス戸越しに見えるみちょるびんのアパートのホールは、いつもより暗い・・・。
見ると、部屋ごとに設けられたインターフォンパネルの明りも消えている。
当然、ICチップ搭載の鍵をリーダーにかざしてみても、ドアは無反応・・・。
もう、これは、停電であることが明らかでした。
これまでみちょるびんは、供用玄関を物理キーで手動で開錠した試しがありませんでした。
でも確か、大家さんから預かっている鍵の中にその鍵が含まれていたはず・・・。
そう思って、鍵の束から1本ずつ取り出して、鍵穴に差し込もうとするのだけど、どれも入らない・・・。
何度試してみても、結果は同じ。
誰か、住人が通りかからないか・・・と期待したけれど、こんな遅い時間に、そんな都合のいいことが起こるわけがない。
手元を照らしていた携帯電話のバッテリーは残り僅か20%くらい。
これ以上、ライトを使うことは避けた方がいい。
あと、みちょるびんに残された道は、近所に住む大家さんに電話で助けを求めるしかないのだ。
ここで、バッテリーが切れてしまったら、一巻の終わり・・・。
こんな夜中に申し訳ないとは思ったが、背に腹は代えられない。
これまでみちょるびんが大家さんに連絡するのは、契約更新の時だけでしたが、意を決して、大家さんに電話してみることにしました。
それだのに、繋がらない。
アナウンスが流れ、‘繋がらない状態’にあると言う・・・。
絶体絶命のピンチ!
近所のカフェがまだ営業していたことを思い出し、この停電がどれくらい続くのか、訊きに行ってみることにしました。
雨は相変わらず降っていたし、スーツケースも重いので、そのまま玄関前に放置。
暗闇だから、誰にも気づかれないだろうという算段。
カフェに飛び込み、カウンターにいた女の人に停電がどれくらい続くのか訊いてみました。
停電はさっき始まったばかりらしく、どれくらい続くのかはわからないと、ちょっと冷ややかな反応・・・。
そんなやり取りをしていたら、若いお兄さん店員さんが現れ、みちょるびんの事情を察し、手伝ってあげると言ってくれました。
おおお、なんて心強いことか!
鍵屋を呼ぶみたいなことを言って電話を始めたので、みちょるびんは一旦、放置していた荷物を取りにアパートに戻りました。
再びカフェに行ってみると、店先にいたお兄さんがちょうど電話を終えたところでした。
この停電は2時まで続くのだそう・・・。
みちょるびんは日本からの長旅で疲れており、とてもじゃないが2時までなんて待てないっ!
途方に暮れました。
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!