こんにちは、みちょるびんです♪
現在、日本に一時帰国しているみちょるびんです。
そして、予定の合間を縫って、実家に帰省していました!
マミーもだいぶ高齢になってきたので、最近は去り際に、マミーが使っていないものを少しずつもらって帰るようになりました。
今回、もらってきたものの中に、ブローチが3つあります。
1つはべっ甲でできたぶどうのブローチ。
ぶどうの実は黄色い色をした透明の丸いビーズでできています。
ごろごろついていて、たわわに実っている。
でも、下の方はもしかすると、ビーズがとれてしまった可能性があり、上部と下部とでは少々バランスが悪い。
それに実の部分は、残念ながら本物のべっ甲ではない。
樹脂か何か。
だから、本物のべっ甲は、葉っぱの部分だけ。
ぶどうの実が本物だったら、相当のお値打ち品だったろうとも思うけど、みちょるびんの実家にあるものが、そんなわけない。
きっと旅行のお土産でもらったものだろう。
2つ目は、笹と思われる葉っぱをモチーフにしたブローチ。
でも、丸い実のようなものがついているから、あるいは他の葉っぱということも考えられる・・・。
色は、濃厚なプリンのような不透明な玉子色で、これまたキャラメル色をした茶色い着色が一部に入っていて―――。
こちらは明らかに、人工物。
プラスチックなのかな?
何を模したものなんだろう。
琥珀??
そして、問題の3つ目のブローチ。
こちらも葉っぱのモチーフで、一見、べっ甲に見える。
半透明の飴色をベースに、ところどころ‘ふ’と呼ばれる茶色い斑点が入っている。
そして、不透明なオレンジ色のオーバル(楕円形)のカボションカットをした石の飾りがついていて、そちらはサンゴのように見える。
なんかさぁ、べっ甲がやたらと本物っぽく見えるわけ。
みちょるびんの実家にお値打ち品があるわけがないのに、欲に目がくらんでいるせいか、本物であってほしいという願いが強いせいか、軽々と偽物判定できない自分がいる―――。
1つ目のぶどうの葉っぱの部分は、紛れもなく本べっ甲で、これはすぐに見分けつくのね。
それだのに、3つ目はなぜ迷うんだろう・・・???
横から見ると、茶色い部分は表面にしかなくて、層になっているようにも見えるので、もしかすると、貼り合わせなのかも知れない?
実際、宝石には「張り合わせ石」といって、石を横から見た時に、上部のクラウン部分、下部のパビリオン部分、あるいは、真ん中のガードル部分に、同一または異なる素材を接着させて、単一の石に見せかけた、ダブレット、トリプレットと呼ばれる模造石があるんです。
例えば、薄い層の天然オパールのクラウンに、別の素材を接着させることで、あたかも大きな天然オパールであるかのように見せかけたり・・・。
ガードルを着色することで、上から見た時に、無色透明のクラウンの石が、色石のように見えることだってあります・・・。
だから、べっ甲の貼り合わせがあったとしても、発想としては不思議なことではない。
そう思って、ネットで調べてみたら、やっぱり、プラスチック(樹脂)の上に薄い本べっ甲を張り、「べっ甲貼り」などと称されるものがあるらしい。
3つ目のブローチは、きっとその‘べっ甲貼り’ね。
表面が本物のべっ甲なのだから、迷って当然ということか。
サンゴはどうなのかなぁ。
これもイミテーションなのかなぁ?
でも、デザイン的には、かわいいから好き♡
以上、みちょるびんでした!