こんにちは、みちょるびんです♪
現在、日本に一時帰国しているみちょるびんです。
10月6日(金)から8日(日)の3日間、東京ビックサイトで「骨董グランデ」という大規模な骨董市が開催されました。
みちょるびんも、2日間通いました!
突然ですが、骨董品で商売をするには、何か資格のようなものが必要なのでしょうか?
ネットで軽く調べたところ、取り扱う商品(物品)が「古物」であれば「古物商許可」が必要になるのだそうです。
「古物」とは、一度使用された物品、新品でも使用のために取引された物品、又はこれらのものに幾分の手入れをした物品のことを指すらしい。
古物については、細かく分類されているようで、例えばジュエリーなんかも含まれていました。
ただ、転売目的で購入したものではなく、自分が使用した古物の売却の場合であれば、不要なのだとか。
複雑ぅ―――。
「骨董グランデ」では、全くの‘素人’と思しき人も、お店を構えていらっしゃいました☆
高齢の女性からの依頼を受けて、地方から出て来たのだというお話でした。
店頭に立っていた若いお姉さんには悪いが、本当に何も知らないといったご様子で、おばあさんから預かった品がどういった代物なのかということすら把握しきれていませんでした・・・。
みちょるびんが足を止めて、そのジュエリーを見ていると、何の石かわかるか?と訊かれました。
みちょるびんのことをアンティーク商だと思ったのだとか。
そういう雰囲気があると言われ、アンティーク商に憧れを持つみちょるびんとしては、悪い気はしない。
それに、みちょるびんは宝石鑑別のディプロマを持っており、それが何の石かわからないとなると、チェックしたくなるのです!
ちょうど宝石鑑定で使うルーペを持っていたので、見てみることにしました。
多のアクセサリーが、黒く酸化していました。
925という刻印が確認できたものもあったので、それについてはシルバーであることを伝えました。
どこに刻印がついているのかと問われたので、ルーペを貸して、その場所を示しました。
例えば、中央についている赤い石は、明らかに天然ではない。
均等な色をしていて、天然に見られるインクルージョン(不純物)が見当たらない。
台座がシルバーであることや、そのシンプルな作りから、その石が‘超高品質の天然ルビー’であるとは考えにくい。
せめて合成ルビーだね・・・。
あるいは、ガラスということも考えられる。
石の稜線に丸みがあったり、気泡があればガラスであることは決定的なんだが、その特徴は見つけられませんでした。
おばあさんが若い頃にお求めになったということだったけど、合成石は少なくとも1920年(大正9年)頃には日本にも人造石が輸入されていた・・・ということがわかっており(「ヒシヒシ。(80)」)、それが合成ルビーであってもおかしくない。
お店のお姉さんから特に、チェックのご要望を賜ったのは、石のついた2つの指輪でした。
シャンク(指輪の‘腕’にあたる部分)も含めて指輪の全面に小さい粒の石が付いていて、キラキラ光っていたので、お姉さんはダイアモンドだと思っていたようですが、拡大してみると、金色に金属質に光り輝く石――パイライトでした。
マルカジットと呼ばれる、ダイアモンドのイミテーションです。
あいにく、いくつかの石が剥落していました。
もう一つの指輪の方は、間違いなくダイアモンド!
石の稜線がシャープで、虹色に光り輝いていました。
2つあるうちの1つには、黄土色をしたインクルージョンがあり、天然の証だと思いました。
みちゃびんはプロではないので、あくまでも参考程度に聞いてほしい!と何度もお姉さんに念押ししつつも、それでも、みちょるびんにとってはとても楽しい時間でした。
これはかなりレアな体験だと思うけど、アンティーク市には、いろんな楽しみ方があるね!
以上、みちょるびんでした!