ハプニング

しばし待たれよ! Part3-174

投稿日:2024年12月20日 更新日:

 こんにちは、みちょるびんです♪

 先日、友達4人で女子会を開きました。

 そのうちの一人であるニノちゃんは、最後に会ったのがいつだったのか思い出せないくらい久しぶりの再会。
 みちょるびんはこの夏まで、外国に10年近く暮らしていたし、少なくとも15年は会っていなかったんじゃなかろうか!?

 4人での久しぶりの再会を祝し、いっちゃんのアレンジで、銀座のおしゃれなフレンチレストランで食事をしました。

 いっちゃんはみちょるびんの右隣に座り、久しぶりに会ったニノちゃんはその対面に座りました。
 そして、少しだけ遅れて登場したみちょるびんに年の近いミイコはみちょるびんの前の座席へ。

 50代半ばを過ぎてもまだスリムな体形を維持しているミイコが現れた時、ニノちゃんは「全然昔と変わらないね!」と驚きの声を上げました。

 シミ一つない白い肌はツルツルで、自然なシルバーグレーのウエイヴィーヘアも気品がある。
 ドラマチックな赤いニットワンピースもとてもお似合いで、ミイコは美魔女っぷりを存分に発揮していました。

 みちょるびんとの再会時には、ニノちゃんからは特段「昔と変わらない」などという感想は聞かれなかったので、きっとこの15年で大きく様変わりしてしまったっていうことなんだろう☆
 第一、昔とはサイズ感がずいぶん違ってしまっているし、無理もない話。

 いっちゃんがずっとニノちゃんと繋がっていてくれたおかげで実現できたこの会合。
 誠にめでたい! 

 美味しい食事に楽しいおしゃべり。
 お酒も進む。

 みちょるびんは2杯目に、オレンジワインをチョイスしました

 オレンジワインと言うと、オレンジで作ったお酒なのかと勘違されることもありますが、オレンジワインは列記としたぶどうからできたお酒。
 赤ワインを作るのと同じ要領で、白ぶどうと一緒に皮や枝なども一緒に発酵させるため、色がオレンジ色になるというわけ。

 独特な風味があり、飲んでみると癖になるおいしさ。
 何を隠そうみちょるびんも、ヨーロッパに移り住んでからその存在を知り、ファンになった一人です。

 知り合いの日本の料理人さんに、最近、日本でもオレンジワインが注目されるようになってきた・・・と聞いてはいましたが、実際に日本のレストランで見かけると、やっぱりうれしい。
 早速、注文してみたのでした。

 味にクセがあるものが多い中、そのお店のオレンジワインはまろやかで、とてもおいしかった♪

 食事も終わり、そろそろデザートに移行しようという頃。
 みちょるびんは、グラスに少しだけ残っていた最後の一口を、ゆっくりと口の中に流し込みました。

 オレンジワインのおいしさの余韻に浸ろうとしたその時―――。

 喉に違和感を覚え、ウグッとなりました。
 いや、それを‘覚えている’間もなくむせ返り、堪えきれなくてプファァっと口に含んだものを噴き出してしまいました。
 手で押さえようとしましたが、時すでに遅し・・・。

 自分でも感心するくらいに、均等なミスト状のものをパァッと空中にまき散らしていました。
 まるでドリフターズのコント(- - ☆)。
 いや、テレビで見た時のよりも、きめが細かく美しかったかも!? 

 目の前に座っていたミイコはもちろんのこと、ニノちゃんにまで届いていました。

 みちょるびんはもう謝ることしかできず、ひたすら頭を下げました。
 こんなおしゃれな優雅なフレンチレストランで、ワインを口から噴射する人なんていないだろう。
 そしてそれが自分だなんて信じたくない!

 顔がカァッと熱くなり、赤面しているのが自分でもわかりました。
 とにかく申し訳なくて、平謝りしているとニノちゃんが「大丈夫ですよ、顔を拭いてください」と声をかけてくれ、横に座っていたいっちゃんがサッと自分の紙ナプキンを差し出してくれました。

 みちょるびんは、手のひらから跳ね返った一部が自分の顔にも飛び散っていたことに、そこでようやく気がついたのでした。

 ミイコが「(相手が)みちょるびんでよかった」と言ってくれました。

 以前、みちょるびんは、よく当たると言われる霊能者さんのところを訪問したことがありました―――。

 肩がつらいと訴えたところ、仰向きに寝るよう指示され、その場でハンドパワーを注入されました。
 それと同時に、呪文を唱える霊能者さんのツバも一緒に降り注がれました。
 「手始めに、お主はワシのツバを受け入れることができるかな!?」と、霊能者さんへの忠誠心(?)を試されているように感じられ、戸惑った記憶がある・・・。
 だがいくら凄腕の霊能者さんとは言え、申し訳ないが、やっぱり気色悪かった・・・。

 だからさ、ミイコが昔からの友達だからと言っても、みちょるびんが噴き出したものを喜ぶはずがないんだよね。
 優しい言葉を投げかけてくれたミイコに、心の底からすまないと思いました。

 それにしても赤ワインじゃなかったのは不幸中の幸い。
 赤ワインだったら、みんなの洋服に深刻なシミを作るところだった。
 それに、顔に飛散した赤ワインは、返り血を浴びたホラーシーンを連想させたことだろう。

 ああああっっ!
 またやらかしそうで、しばらくの間、ヒトと対面で一緒に食事できそうもない!! 

 最近のみちょるびんは、なんでもない場面で、自分の唾液ですら気管支に入り込みそうになり、急に咳き込んでしまうことがしばしば起こるのです。
 老いるって、ホント恐ろしい・・・。

 この一件により、何年ぶりかの劇的再会は、伝説の会合として、皆の胸の奥深くに刻まれることになったであろう―――。

 いいのか悪いのか・・・(- - ☆)。

                             以上、みちょるびんでした!

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