こんにちは、みちょるびんです♪
森アーツセンターギャラリーにて開催中の『さくらももこ展』への訪問を試みるみちょるびん。
2回も、門前払いされ(「しばし待たれよ! Part3-162」)、入場が可能となる13時までの間をお隣のミュージアムショップで過ごすことになりました。
時間はたんまりある。
じっくりと店内を物色させてもらいました。
興味深い、ステキな品揃えで、ウィンドウショッピングは楽しいものでした。
実際に、買うかどうかを迷ったアイテムがある―――。
横尾忠則さん作のビニールポーチです。
1965年作ポスター「Made in Japan, Tadanori Yokoo, Having Reached a Climax at the Age of 29, I Was Dead」が印刷されたもので、かなりユニーク。
直訳すると、「メイド・イン・ジャパン 横尾忠則 29歳で絶頂を迎えて、俺は死んでいた」ってことになりますが、首を吊った男の人のイラストが中央に描かれてあって、すごいショッキング。
ご丁寧にその人のチャームまでついている。
縁起が悪いし、気味が悪いし、第一に趣味も悪いと思いました。
一方で、作家ご本人はご健在であるし、パンチの効いた一つのアート表現っていうことなんだから、面白いなーって猛烈に惹かれもしました。
29歳のこの年、一体、何があったんだ、横尾忠則氏!?って、興味をそそられるじゃん??
1・1/2という文字が書かれた赤ん坊の写真は、もしかすると1歳6ヶ月の頃の作家自身かなぁ?って想像されるし、制服を着た学生の集合写真の真ん中に鎮座されしお方はきっと担任の先生であり、その先生の姿を覆うようにして、手のひらをギュッと結んだ手のイラストが描かれてあって―――。
緑色のマニキュアが何ともイケてるのだが、握りしめた指の間から、親指1本だけが立っているんだけど、もしかすると立たせたかったのは中指だったんじゃないの・・・!?って邪推も働いたりなんかして・・・。
とにかく、いろんな想像を掻き立てられる作品なんですよ。
実は、みちょるびんは恥ずかしながら、横尾忠則という美術家のことをあまり知りませんで―――。
10年以上前だったか、洋服屋で気に入って買った綿製マフラーの柄が彼のイラストで。
作風を見ててっきり、ヴィンテージのリバイバルなのかと思ったものでした。
だが実は、ご健在の日本の美術家さんのデザインだったってことを知り驚いたのでした。
レトロな雰囲気のイラストが面白くて好きだったし、それ以外にも、みちょるびんが好きな‘目玉’のデザインも手掛けられており、同じくその洋服屋で購入していた目玉柄のTシャツやパソコンケースも彼のデザインだったってことを知り、ますます興味がわきました。
だからそれ以来、個人的に横山忠則氏に注目しているんです。
2019年はみちょるびんは海外にいたので詳しいことはわからないのですが、その年のNHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」では、題字やポスターを横尾氏が手掛けられていましたよね!?
きっと当時は、横尾忠則さんの作品がメディアでも広く紹介されるなどして、日本国内における彼の知名度もかなり高まってたんじゃないかなぁ!?って思うのだけど、違うかな??
日本にいなかったみちょるびんは、そのブームに取り残された感があります(- - ☆)。
いつか横尾氏の作品をちゃんと見てみたいんですけどね・・・。
いずれにせよみちょるびんは、いろんな思いを持って、そのポーチに熱い視線を投げかけていました。
結構な長い時間、ポーチの前で佇んでいたから、お店の人に怪しまれたかも知れない・・・!?
定かではありませんが、もしかすると私服の万引きGメンみたいな人が店内を巡回していて、みちょるびんは目をつけられていたような気がする。
時々、さりげなくみちょるびんの横を通る、黒いジャケット姿の眼光鋭い男性の存在に気がつきました。
他のスタッフは黒い制服に名札をしていたんだけど、その人はしていなくってね。
だからきっと万引きGメン!?
ポーチを手に取りながら、縁起が悪い絵柄だから所有するのはちょっとね・・・とか、「motorinue & Lokhme」展でもポーチを爆買いしたばかりであり(「しばし待たれよ! Part3-160」)、ポーチばっかりたくさんあってもな・・・とか、でも横尾忠則アイテムは他所では手に入らんのだろうから、やっぱり貴重だよなーっても思うし。
ぐるぐると一人葛藤していました。
最終的に、これから行く『さくらももこ展』で気分が盛り上がってしまい、いろんなグッズを買い占めたくなってしまった時に、このポーチの購入を後悔することになるかも知れんしな・・・と思い、結局、その場の購入は見合わせたのでした。
でもね、映画鑑賞の後に再び現場に戻りましたよ。
横尾忠則氏のポーチはお金を払って入手したから、安心して!
Gメンさん!!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!