こんにちは、みちょるびんです♪
2024年10月11日から伊丹市立ミュージアムで開催中のホラー漫画家・伊藤潤二先生の初の大規模個展「伊藤潤二展 誘惑」に行ってきました!(「しばし待たれよ! Part3-126」)
そこでわかったのは、伊藤潤二先生は今や海外でもイベントが行われ、世界各地にファンがいる超売れっ子ホラー漫画家であるということ!
約30年近く前に、みちょるびんが見た日本文化を紹介していた雑誌に書かれていたことは本当だった(「リアル、ホラー。」)。
ポスト楳図かずお!
ホラー漫画の若手のホープ!!
そうだっ!
数日前に楳図先生がお亡くなりになったというニュースを職場で見て、みちょるびんは思わず声をあげていました・・・。
みちょるびん自身は楳図作品にはほとんど接点がなかったのですが、伊藤潤二先生にとっては大変造詣が深い、尊敬されている漫画家さんなんです。
なんせ、歯科技工士として生計を立てていた伊藤潤二先生の人生の歯車を大きく変えることになったホラー漫画「富江」は、「第1回楳図賞」の佳作入選作品だったのですから!
そもそも、伊藤潤二先生が子供の頃に楳図かずお作品に出会っていなければ、ホラー漫画家伊藤潤二はこの世に誕生していなかったと言っても過言ではない。
楳図先生の訃報に接し、伊藤先生はさぞかし悲しんでいらっしゃることでしょう・・・。
潤二少年に影響を与えた楳図かずお先生のホラー漫画―――。
今更ですが、機会があったらみちょるびにんも読んでみたいと思います。
さて、伊藤潤二先生の人気を示す出来事として、NHKのドキュメント番組「漫勉」に出演されたということもあげられると思います。
「日本の漫画家のペン先を、世界に届ける」ということをコンセプトにした同番組―――。
日本を代表する漫画家・浦沢直樹が、他の漫画家各々の独自の創作の秘密に、同じ漫画家の視点から切り込むという内容のものだそうです。
伊藤潤二先生の回の放映は2017年だったようですが、みちょるびんはずいぶん後になってから、この番組のことを知りました。
その番組の中で、伊藤先生が作業されていた緻密な絵の漫画がありました。
名前もわからないあの作品を読んでみたくて、どこに収録されているのかずっと気になっていたのですが、今回の展覧会で購入した増補新版「伊藤潤二大研究」(Nemuki+編集部〈編〉、2024年3月30日)で読むことができました!
「恐怖の重曹」です。
思い続けていた甲斐があった!!
その他同書では、先生が漫画家として歩むことになった経緯であるとか、1979年に開催された「第1回星新一ショーショートコンテスト」に当時16歳だった潤二少年が応募した作品「銀色の雨」だとか、お蔵出し作品だとか、伊藤潤二先生ファンなら誰もが歓喜する内容となっています。
買ってよかった増補新版「伊藤潤二大研究」!
中には、全没となったショート漫画も収録されていて―――。
それはペン入れ途中の原稿で、実はある青年誌用に書いた作品だったが、不採用となってしまったものなんだとか。
みちょるびん個人としては、実はこれが一番ウケまして、本を読んでいて吹き出しました。
いやいやいや・・・、編集者さん、この作品をなんて落とすかなぁ!?
伊藤先生の良さが詰まった作品であるというのに!
この作品、漫画になっていたら絶対に面白かったと思う。
こんな形であれ、この作品が日の目を見たことは喜ばしいことだと思うけど・・・。
誰か、これを1つの作品として完成させるよう、伊藤先生に伝えてほしい!!
(つづく・・・)
以上、みちょるびんでした!