こんにちは、みちょるびんです。
当地のデパートで求めた新しいハンドクリームは、シアバター配合というものでした。
「リッチなのを」とお店の人に頼んで、紹介してもらったものがそれでした。
「シアバター入ってます」と最初に言われ、なんかようわからんが、ハイカラな良さげな感じがしたので、「じゃ、それで」と、即決しました。
家に帰って、さっそく試してみましたが、確かに、リッチ。
翌朝も、ふっくら、つやつや、いい感じ。
うれしくなりました。
でも、ウカツでした―――。
‘バター’と言うからには、オイルが入っているんですよね・・・。
これまで、みちょるびんが長く愛用していた日本のメーカーのものには、オイルは入っていませんでした。
と、思います。
たぶん。
主に、指輪をしつつ、日中に保湿するために使っていたので、オイルのことは無意識に敬遠していたのです。
オイリーなものの場合、塗った直後の、手がテカった感じがあまり好きじゃないのと、手がべたつく感じもいやでした。
そもそも、みちょるびんは、ハンドクリームを塗るときは、手の甲にだけ塗って、手のひらにはつけません。
クリームを取るのも手の甲だし、クリームを広げ、刷り込む場合においても、両手の手の甲をこすり合わせるだけで、手のひらには極力つけないように工夫していたほどです。
なぜかというと、クリームが手のひらについた状態で、ものに触れると、指紋がべたべたついてしまうから。
それがどうにも気持ちが悪かったのです。
みちょるびんは、宝石鑑別士のディプロマを持っているのですが、それには、鑑別が少し影響しているように思います。
宝石の鑑別をするときは、まずは、石の外観を観察することから始めます。
色はもちろんのこと、宝石の表面や割れた箇所の断面の特徴などからでも、かなり、石を絞り込むことができるのです。
例えば、「青い石」であれば、当然、赤いルビーや緑色のエメラルドという線は消えますし、それが「透明石」であれば、不透明石であるラピスラズリやトルコ石という線も消えるわけです。
また、石の表面の研磨の状態などからは、石の硬さが推測できたりもするので、みちょるびんは、つい、ものの表面に光を反射させてはその様子を観察する癖がついています。
そんな時に、指紋がべったりついていては、観察に支障が生じます。
そんなこともあり、みちょるびん的には、指紋はNGなのです。
それは、ショーウィンドウの中に展示されているジュエリーだって同じ。
いくらお高いもので素敵であっても、陳列されているジュエリーの表面に指紋が確認されると、がっかりしてしまいます。
通常は、ウィンドウ越しに、指紋なんか気づかないと思いますが、でも、意外に見えてくるものなんです。
最も、最近は、みちょるびんも、お年頃。
手元が見づらくなってきたというのも事実。
若い時分は、お店で出されたお冷ですら表面を観察してしまい、表面に浮く油が気になったりしていましたが、だんだんとね、そういうものが見えなくなってきました。
見えないわけだから、気にしようがありませんしね。
逆に、今は、ふわふわ何か異物が浮いていても、知らずにごくごく飲んでいることもあるかもしれませんね!
と、話がそれましたが、そういうわけで、だから、自分がべたべたと指紋を生産するのがいやなので、手のひらにはクリームは塗らないというのがみちょるびんのポリシーなんです。
さて、せっかく、買ったリッチ・ハンドクリームなので、とりあえず、職場でつけてみましたが、やっぱり職場で使用するには不向きだと思いました。
「小指球」と言うらしいですが――鉛筆でノートに文字をたくさん書いたときに、鉛筆の芯で黒く汚れるあたり、手の側面――、手のひらにつかないように手の甲でハンドクリームを延ばしても、小指球のあたりまではハンドクリームがついてしまっているようで。
通常、パソコンを打つとき、みちょるびんは、ラップトップのキーボードにあるタッチパッドの両脇のスペースに小指球を乗せて休ませているのですが ―――。
小指球に触れた後の、パソコンのその辺りを見てみると、わずかに変色していることが確認されました。
パソコン本体に、ハンドクリームの油が移った!?
これは、まずい。
このリッチなシアバター配合のハンドクリームは、就寝用に回すこととし、日中は、あまりオイルが配合されていないものに、切り替えた方がよさそうです。
たかがハンドクリーム。
されどハンドクリーム。
自分の好みに合う出会いは、なかなかないものです。
以上、みちょるびんでした!