こんにちは、みちょるびんです♪
突然ですが、その洋服が「おばさん臭い」か、「おばさん臭くない」かの線引きって、どこでするものなんでしょうかね!?―――
みちょるびんはちょうど2年位前に、当地のデパートでジャケットを買ったことがあるのですが、その時、そのジャケットが「おばさん臭い」か「おばさん臭くない」かの判断にかなり迷いました。
その頃は、例のウィルスの抑圧からの反動で、妙に買い物がしたいという欲求に駆られた時期でした。
その日は確か、仕事帰りにわざわざデパートに寄ったんじゃなかったか。
珍しく、ショーウィンドウに飾ってあったワンピースに惹かれて試着しに出かけたのですが、結局、お目当てのものはピンと来ず・・・。
でも、せっかく来たのだからと、売り場を一周したのでした。
そのジャケットは、一番奥の突き当りの場所で、季節外れに行われていたセール品の中から見つけました。
雰囲気的に、売れ残り商品のたたき売りといった感じで、中途半端に2つくらいあったラックにぶら下っていたものの1つでした。
全般的に、手にしにくそうな個性的なデザインで、納得のラインナップといった感じ。
だがみちょるびんは、そういったものの中から掘り出し物を見つけることに面白さを感じる!
多くの人が素通りするその売り場で、一人、黙々と真剣に商品を吟味しました。
そしてその中で気になったのが、緑色のジャケットでした。
‘みどりむし’的には当然の反応か!?(「みどりむし♪」)
ノーカラーでV字、生地が独特でした。
クリスマスカラーとも言える鮮やかな緑色をした、光沢のあるふわふわベロアのモール糸と、それよりも細い黒い糸で編みこまれたニット生地。
モール糸は、英語でシェニールヤーン(Chenille yarn)といい、シェニールとはフランス語の「毛虫」を意味しているのだそう。
モール糸はその名前の通り毛虫のような独特の外観を持った糸で、芯糸の周りは同じ長さの柔らかい毛で覆われている。
そのため、ざっくりとした風合いになるのが特徴と言われている。
イメージ的には、黒地に光沢のある緑色のベロアが全面に、立体的に縫い付けてあるといった感じ。
色的にも生地的にも主張が強いところが、このジャケットから多くの人を敬遠させた理由か!?
前と後ろに、多少のダーツが入ってはいるものの、シルエットはほぼボックス型と言っていい。
というか、オーバーサイズだからこそ、ダボっとした感じが生れていたとも言える。
だがそれが、ジャケットならではの‘きちんと感’を軽減させ、また袖口にボタンが付いていないという点も、一見‘V字のカーディガン’のように見せ、カジュアルな雰囲気を醸し出していました。
だからといってカーディガンのように、体のラインに沿うことはせず、ストンとしているので、そこはあくまでもジャケット。
好感が持てたポイントです。
アクセントになっている3つの大き目の黒いボタンはレトロな印象もあり、80年代を連想させました。
そんな風に捉えると個性的でおしゃれなジャケットに見えてくる。
一方、生地の光沢は悪乗りしたゴージャス路線とも受け取れ、そういう厳しい目で見ると、ボタンもデザインの古さがかえって野暮ったく感じられてくる・・・。
どうもこうも「おばさん臭さ」すれすれのところにありました。
見極めが、大変難しい―――。
結構な時間、鏡の前で着たり脱いだり、一度そのコーナーから離れてみたり、また戻ったり・・・。
最終的に「オーバーサイズのダボっとした感じがカジュアルで、個性的でイケている」という風に読みました。
一か八かの賭けではありましたが、失敗してもいいと思える安値。
購入に踏み切ったのでした。
家に帰ってから気になって、そのブランドのサイトをチェックしてみましたが、やっぱり「おばさんブランド」という評価は免れないといった感じ。
やっぱりそうかぁと思いつつ、でも、みちょるびん的にはぎりぎりイケてるという感覚があるわけよ。
ずーっとどっちかなぁと思いながら、この2年間を過ごしてきました☆
今日、初めて職場にそのジャケットを着て行ったのですが、とうとう「おしゃれ!」と声をかけてくれた人が現れました!
本当っ!?
ありがとうっっ!!
感動も一入―――。
もちろん、好き嫌いはあるさ。
クセがあるからね。
でも、この世の中にたった一人だけでも「おばさん臭くない」に一票を投じてくれた人がいる―――。
みちょるびんはそれだけで十分。
自信を持てました!
以上、みちょるびんでした!