旅行

「或る列車」(5)

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 こんにちは、みちょるびんです。

 極上の”食・時・おもてなし”を味わうことができる幻の列車、「或る列車」。
 みちょるびんは、この夏、念願の「或る列車」を体験しました―――。

 みちょるびんは、鉄道に乗るのが好き。
 そこに偽りはない。
 過去にも何度か「或る列車」への乗車を検討し、今回ようやく、乗車までこぎつけたという経緯がある。
 記事「『或る列車』(3)」ではつい、いい気になって「乗り鉄」を名乗ってしまいましたが「エセ乗り鉄」に改名することにいたしました。
 それでどうか、勘弁いただきたい!

 せっかくの列車の旅。
 「或る列車」の車窓から楽しめる風景をご紹介しようと思ったのですが、詳細を語れるような思い出があまりないことに気づき、真っ青になっているみちょるびんです・・・。

 「或る列車」が走るのは「久大本線」。
 この久大本線は、久留米駅から大分駅を結ぶことから命名されたのだそうで、筑後川系水流に沿って、北九州(福岡県と大分県)を横断するように走っています。
 この記事の完成度を上げるために、今頃になって久大本線のお勉強をしましたよっ!!

 みちょるびんが極上のお料理に舌鼓を打っている間に、久大本線の見どころを、かなりの割合で見逃していました・・・。
 反省―――☆

 一応、言い訳をさせてもらうと、みちょるびんたちが座っていた座席は、湯布院に向け、進行方向向かって左側。
 でも実は、右側の車窓の方からが、雄大な自然をより楽しめる内容になっていたのです。

 今回みちょるびんは、滑り込みで最後の1テーブルをゲットしたという経緯があり(「『或る列車』(2)」)、席タイプに関してはノーチョイスだったという状況がありました。
 だから、仕方がないことなんです!

 とは言え、仮に選択肢があったとしても、やっぱり安易に左側の席を選んでいたんだと思う・・・。
 なぜなら、太陽光線を避けたいという習性が、みちょるびんにはあるから☆

 「或る列車」は前述のとおり東西に延びる久大本線を走るため、進行方向が湯布院の場合、右側の席の窓は全て南向きになる・・・つまり、紫外線を大量に浴びることになる・・・。
 次回は、日焼け対策を万全に、南側の席をチョイスするように心がけたいと思いますっ! 

 さて、みちょるびんが、ムシャムシャ食べている間に、通過していた絶景ポイントの1つに、まず「耳納連山」があります。

 耳納山脈は筑後山地の北端に位置し、西から高良山(312.3m)、耳納山(367.9m)、発心山(697.5m)、鷹取山(802m)と東西に約30kmにわたって連なる起伏の多い山地。
 「耳納連山」は、屏風のように切り立って見えることから、別名「屏風山」とも言われているそうです。

 この「屏風山」を地図上でざっと確認してみたところ、御井駅-善導寺駅-筑後草野駅-田主丸駅-筑後吉井駅の4区間という広範囲にわたって連なっているものらしい。
 この間、何の障害物もなくずっと「屏風山」が姿を現していたかどうかは今となっては定かではありませんが、それにしても、これだけのものを見逃すことの方が難しいと思います!
 ‘方向性の違い’とは言え、ショック・・・。

 なお、この区間の途中にある田主丸駅も名物の1つらしく、駅舎が‘黄色いくちばしをした河童の顔’を模ったユニークなデザインとなっているらしい。
 えーっ、これは左側の座席から鑑賞できたはずなのに、全然気づかなかった・・・。

 田主丸は河童伝説で有名な町なのだそうで、水神の御神体を含め河童碑が1000体もあるそうです。
 不思議好きのみちょるびんとしては、是非とも訪れてみたい場所。

 ところで、筑後吉井駅では一旦列車を止めて、駅で降車できるというサービス・タイムがありました。
 一瞬だけパラついた小雨に、他の乗客があわてて列車に戻っていく中、ちょうど逆方面から「D&S列車」の1つ、緑色の車体がイカす「特急 ゆふいんの森」が走ってきました。
 アテンダントのみなさんが、ゆふいん号に向かって手を振っていたので、みちょるびんも一緒に手を振って列車をお見送り。

 ただ手を振るだけのことなのに、なぜだかとても楽しい♪

 乗り物って、知らない者同士なのに、「乗っている人」と「見送る人」との間で、不思議な心の交流が生まれるよね!

 あとで写真を見返してみたら、去り行く「特急 ゆふいんの森」の窓から、白い手袋をした手が出ていました。
 車掌さんたちも、列車から手を振ってくださっていたらしい。

 つくづく、楽しいっ!
(つづく・・・)

                             以上、みちょるびんでした!

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